あらすじ
ある事件が元で両目の視力を失った瀬尾裕也は、手術後、事故の後遺症に悩まされていた。
そんな裕也の姿を見た恋人で刑事の竜治は、同じ事件現場に居合わせながら、裕也を守れなかった事をひどく後悔していた。
学生の頃から凶暴で危険な破壊願望のある竜治は、裕也以外は何がどうなってもいいという程、裕也に執着している。
しかし、事件のことで刑事を辞めると言い出した竜治から裕也は距離を置いてしまう。
次第にすれ違ってゆく気持ちに苛立ち、竜治の中で再び暗く危険な感情が目覚めてゆく。
「裕也が離れていくとおかしくなる。
失わないで済むなら人殺しでも平気で出来る」そんな竜治の闇に目をつけたひとりのヤクザが、刑事である竜治に揺さぶりをかけてくるが…。