表題作吐息まで罪の色
- 攻結城章博
- 行方不明の恋人を探している経済ヤクザ
-
- 受松崎晴海
- 記憶を無くし花園海として生きる
-
あらすじ
男娼の海は、突然、経済ヤクザの章博の愛人になるよう命じられる。
海が、彼が探し続けている行方不明の恋人・陽海にそっくりなのだという。
「少しずつ、濡らしてあげよう」つらい行為しか知らなかった海に与えられる、甘い愛撫。
一途に恋人を求める章博の熱に揺さぶられながら海は思う、身代わりでもいい、この温もりに包まれるのなら。
いっそ、自分が陽海だったらよかったのに、と…。
すべてを失っても、この想いだけ残ればいい―狂おしいまでに求める、ただひとつの愛。