表題作堕天使の背骨
- 攻今給黎晶
- 淑仁の義弟,出版社社長,31歳
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- 受椎名淑仁
- 晶の家に引取られるが失踪した義兄,34歳
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あらすじ
「どこへもやらない。もう二度と──」司書として働く淑仁のもとに突然現われたのは、出版社社長となった義弟の晶。養父から虐待を受け晶の家に引き取られた淑仁は、17の夏、晶と関係を持つが、彼の将来を思い姿を消していた。再会するなり強引に淑仁を連れ帰った晶は、何も言わず消えた淑仁への愛憎から無理やり抱く。冷めやらぬ積年の想いを抱いて再び出逢った2人。罪に濡れた羽根は穢れ、堕ちてゆくだけだとしても共に生きてゆけるなら…。許されない想いの果ては――?