表題作悪魔な恋人
- 攻九条直次
- 間違って受様に狙われてしまう公爵家の長男
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- 受リル
- 攻様の任務が最後の任務の落ちこぼれ悪魔
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あらすじ
「俺の命が欲しいなら、俺を満足させろ」。
落ちこぼれ悪魔リルは、次の任務を成功させなければ消滅(死)してしまうというピンチに直面していた。
悪魔の仕事は人間と契約し、その命を奪うことだが、優しいリルは一度も人の命を奪ったことがなかった。
そんなリルに与えられた最後のチャンスは、由緒正しき公爵家の長男、九条直次の命を取ること。
直次は、家の財力と権力にものを言わせ、やりたい放題に生きてきたが、誰にも言えない本当の望みがあることを隠していた。
リルが直次の望みをみつけられれば、その命はリルのもの。
できなければ任務失敗でリルは死ぬ。
どちらが勝っても、どちらかがいなくなる…。
恨みっこなしで始めた勝負だったが、心優しき悪魔は、いつしか…。