表題作天涯の果て
- 攻趙浚祥
- 千歳が人物画の参考にした男
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- 受千歳
- 日本から明に渡った後,宮廷画家
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あらすじ
「おまえはきっと、わたしを憎む」時は足利時代。絵を学ぶために明の国を訪れた少年・千歳は、いつしか皇帝の愛顧を受ける宮廷画家にまで成長した。そんなある日、千歳はひとりの男と運命的な出逢いを果たす。武将の面差しと帝位を狙う知略を見るものに感じさせる趙浚祥だ。彼は、千歳が描きたいと思っていた画の理想そのものであった。ともに時を過ごすうちに囚われていく恋情。人の手によって教えられる熱。身も心も浚祥に捕らえられた千歳を待っていたものは、残酷な裏切りだった・・・!?裏切りと憎しみ、愛と悲しみのグランドロマン誕生!!