表題作至高の華
- 攻土佐嵐
- 研究中の新薬の代価に受様を要求する研究者
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- 受氷見佳哉
- 攻様の親友の異母弟で大手製薬会社跡取り
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あらすじ
大学院の殺風景な研究室に咲いた一輪の花。
それは土佐嵐の共同研究者で親友の津島の異母弟で、大手製薬会社の跡取り氷見佳哉だった。
母違いの兄を慕う氷見を微笑ましく見守る土佐。
だが穏やかな日々は、津島が共同研究の全てを持って姿を消したことで終わりを迎える。
研究途上だった新薬も持ち去られ、次期社長として窮地に陥った氷見に、土佐は別の完成間近の研究と引き換えにその体を要求し、半ば強引に凌辱する。
美しく凛と咲く気高い花を躙り手折る雄としての悦びと、相反する痛み―その裏には、親友と交した一つの約束があった…。