表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ第6部 逡巡という名のカノン
あらすじ
引き出しの奥に隠されていた圭の赤い革の日記。
そこには、悠季も知らなかった天才指揮者・桐ノ院圭の音楽活動への苦悩が明かされていた!商業主義への反発と悠季との愛と音楽に満ちた理想の生活との狭間で揺れる圭。
誕生日には二人で熱く甘い夜を過ごすが、「君と出逢わせてくれたすべてに感謝します」と思い詰めたように囁く圭に、悠季は彼を苦悩から救いたいと強く思うのだが…。
定期演奏会前の若き音楽家たちの逡巡を描いた、大人気ロングヒットシリーズ待望の最新刊。