表題作淫花
- 攻慶一
- 興行主の若旦那、22歳
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- 受類
- 見せ物小屋の少年、16歳
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あらすじ
人並み以上の器量をもって生まれたがために、両性具有の類は、見世物小屋に売り飛ばされた。だがそこで待っていたのは、客の目前で自分を慰め、牛のような巨人と交わり、性の印を嬲られる底無し地獄の日々だった。耐えきれずに逃げ出した類の前に、大金持ちの青年慶一が現れる。ようやくまっとうな人間として丁重に扱ってくれる慶一に、やがて類は惹かれてゆくが、自分の淫らな過去を知って、軽蔑されるくらいならと想いを断ち切ろうとするが…。