表題作ローマ、残照の記
- 攻ルキアス
- セイヤヌスの側近で従兄弟
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- 受アリウス
- エキゾチックで美しい容貌の貴族
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あらすじ
彼のことは…忘れます…
時の権力者セイヤヌスに魅入られた貴族アリウスは、彼の愛人に身を堕としてしまう。 胸には、秘めた想い人を抱えたままーー佳人アリウスは、ローマ帝国最高の権力者セイヤヌスの目にとまり、卑劣な罠によって、その純潔を散らされてしまう。その後の度重なる呼び出しを拒絶すると、セイヤヌスは求めに応じぬのなら、代わりに弟を差し出すよう命ずるのだった。アリウスは片思いの幼なじみルキウスへの想いを断ち切るようにして、弟をセイヤヌスの毒牙から守るために、自らふたたびセイヤヌスのベッドに赴くのだったが……
出版社より