侯爵は花を愛でる

未だ中世の面影を残す、中欧の小王国・アレツーサ。
この美しい国に外交官として赴任した日本人とアレツーサ人の両方の血を引く芳野祐季は、次期国王候補の優しく魅力的な侯爵・オリヴィエと出会う。
身分の差や辛い過去の恋愛経験から、恋に対して臆病になっていた祐季だが、オリヴィエから真撃な想いで熱く口説かれるうち、やがて惹かれていく。
そして二人は結ばれるが、その直後、祐季は爆発事件に巻き込まれ―！？アレツーサ王国シリーズ開幕。