表題作ただ一人の男(4)
- 攻尾崎一雅
- 元ヤクザの組長の不動産会社社長
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- 受如月巳波
- 感情の起伏がないバーテンダー
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あらすじ
幼い頃のトラウマから人間を『もの』としか見られなくなった如月巳波だったが、元極道の尾崎一雅と恋人として結ばれて以来、徐々にではあるが感情を取り戻しつつあった。そんな平穏な日々に一つの小さな波紋が生じる。如月の両親を殺害した犯人が捕まり、その弁護士がやってきたのだ。だが今まで明確な姿を持たなかった犯人を前にしても、如月の心は動かない。彼の最大の関心事は、関わっている大きな事業が大詰めを迎えて多忙な尾崎の不在のみ。そのはずだったのだが――
大好評ビター・ロマンスついに完結。
出版社より