表題作檻姫 囚われのカナリア
- 攻凪原修二
- 32歳,アンティーク家具会社社長
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- 受月舘遥
- 16歳,高級男娼
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あらすじ
処女であることを隠し、男娼館『牡丹』のトップを守り続けてきた遙は皮肉な再会をする。それは四年前に遙を裏切り、淫らな牢獄に堕とした男・凪原だった。
「体も心も犯しがいがある、天性の淫乱だ」
男は嫌がる遙の無垢な体に、破瓜の痛みと快感を刻みつけた。ふたりの間には憎しみしかない筈だったが、ある夜、客に媚薬を盛られた遙は凪原に助けられる。憎むべき相手なのに、触れてくる指先はなぜか優しくて、遙は戸惑ってしまい――。
出版社より