表題作巡り逢いからもう一度
- 攻草壁 潯
- やり手の古美術商,38歳
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- 受真柴 啓志
- 東洋陶磁研究者(大学教授),28歳
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あらすじ
大学教授の真柴は探していた香炉がオークションに出ることを知り、協力を求めて古美術商の草壁の元を訪ねる。
しかし大人の色香を持つ男は、協力する代わりに金額分を身体で支払えと要求してきた。
憤りながらも真柴は香炉のためだとその要求を呑むが、まるで自分を恋人のように扱う草壁に戸惑いを隠せない。そして時折見せる草壁の寂しい瞳や子供のような笑みに、いつしか興味を持ち始め――。オール書き下ろし!!
出版社より