あらすじ
突然の父の死により、北日本一帯を支配する木賊組のすべてが17歳になる烈の肩にのしかかる。
跡目をめぐって組では内部抗争が起き、幹部の多くが狂刃に倒れる。
重圧に潰されかかる烈の支えとなったのは、謎の多い若頭・黒羽周次の存在だった。
ところが周次は組を追われかけ、同時に烈自身にも組員の卑劣な欲望の手がのびる。
なすすべもなく蹂躙される烈の前に、ある決意を秘めて再び周次が現れた―。
閉鎖された特殊な世界に生きる男たち。
金を動かし、人を操り、より大きなもののために殉じていく。
彼らの名を“極道”という…。