表題作蒼のソナチネ
- 攻桜野 遼
- ダンサー志望,13歳,15歳
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- 受竹之内 翼
- 高校生,15歳,17歳
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あらすじ
何不自由なく育てられた武之内翼は、偶然出会った2つ年下の遼に強く惹かれる。だが、別れの日は突然にやってきた…。2年後、再会した2人だったが!? 実の兄弟がたどる、数奇な運命の物語!
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もう二度と弾かない。レッスン帰り、おれはケースごとヴァイオリンをゴミ箱に捨てるつもりだった。才能なんてないし竹之内グループの跡取り息子として特別視されるのにもウンザリだった。そんな時、ヤツは現れた。
桜野遼、十二歳(ガキ)のくせに倍もありそうな高校生たちをしきってた。ヤツは闇の中で輝きすぎて眩しかった。1996年春FUKUOKA
─────それはあまりにも唐突な出逢いだった。
※~カバー折り面の掲載文より~