表題作ただ一度の恋のために
- 攻澤木宗吾
- 29歳,高水酒造の蔵人
-
- 受高水伸之
- 17歳,高水酒造の二男
-
あらすじ
幼い頃から閉じこもりがちだった伸之。大きな蔵元の次男ゆえか、病弱さゆえか、大人達に過保護にされてきた彼に広い世界を見せてくれたのは、蔵人の澤木だった。まだ二十一歳の乱暴な若者は、纏わりつく伸之を邪険にせず構ってくれた。それから八年。兄を慕うようだった澤木への想いは、いつしか甘い恋情へと変わっていた。一生に一度の恋。好きなのは澤木だけ。けれど赦されない想いは叶うことなく、伸之は澤木から引き離されて……。
(出版社より)