表題作T.E.ロレンス 下巻
- 攻シェイク・ハムディ
- アリ・イブン・エル・フセイン
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- 受トマス・エドワード・ロレンス
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その他の収録作品
- T・E・ロレンス外伝
- セントジョン・フィルビー
- トルコ・シリア・ヨルダン・イスラエル
あらすじ
第一次世界大戦のさなか、アラブ独立の英雄となった英国人、T・E・ロレンス。
アラブ中が「エル・オレンス」と歓呼の声をあげるなか、戦いに疲れた彼は、自分の人生を賭したアラビアの地に別れを告げて帰国した。
しかし、「アラビアのロレンス」の名声は英国でも高く、彼は常に人々の好奇の対象とされてしまう。
もはや自分を取り戻せる場所はどこにも存在していなかった・・・。
心の内に溜まっていく背信と欺瞞。
その重圧に耐えかね、今までの自分を捨てようと偽名を使って空軍に入隊するが、マスコミによってロレンスの正体は暴かれ、除隊になってしまう。
そんな傷心の彼を救ったのは、ボーイあがりの一人の少年だった。
「T・E・ロレンス外伝」三篇も収録した、神坂智子のライフワーク大作、ここに堂々完結・・・!!(裏表紙より)