表題作卒業式~祝辞~
- 攻竹政一哉
- 県庁職員(27)
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- 受秦野雅臣
- 養護教員(27)
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あらすじ
卒業式の季節には彼を思い出す――。母校・竹叡学院で養護教員を務める秦野雅臣は、高校時代の親友・竹政一哉から卒業式に受けた告白を忘れられない。応えることができず、代わりに投げた酷い言葉――それから9年。卒業式を迎えた学院に、政治家秘書になった一哉が祝辞の代行で訪れ、秦野の心は揺れる。今も想っていると、一哉は告げてきたのだ。本当は秦野も高校生の頃から一哉が好きだった。けれど、秦野には素直にその腕に飛びこめない理由があって……。
(出版社より)