表題作白の輪舞曲 上巻
- 攻伯爵キース
- 天地上界の輝神
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- 受レイテナ
- 輪廻転生を繰り返す
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あらすじ
鋭利な美貌で人を虜にする男、キース・エイル・ブライアン伯爵。彼の正体は人間界を統べる神々の世界、天地上界からやってきた天使(輝神)である。キースはペアを組む悪魔(鬼神)のイリヤとともに、掟をやぶって悪事を働く同族たちを粛清し、犠牲となった人間たちの魂を救済する任務をおっている。
18世紀、キースはレイテナという一人の少年と出会う。レイテナは遥か昔の前世に大罪を犯し、魂に贖罪の印をつけられた者だった。生まれ変わるたびに過酷な生を送る宿命を背負わされた少年に、キースは情けをかける。だが10年後、彼はキースと関わったことで魔獣に襲われ命を落としてしまう。それから100年、19世紀ヴィクトリア朝文化華やかなりし頃、キースはふたたびレイテナの生まれ変わりと出逢う。場末の男娼として地獄のような生を生きる彼に……。
その愛は憐れみか、恋情か?
めぐる時代の中で狂い咲く、熱く切ない恋の華!!!