表題作冬の日の幻想
- 攻フェリクス
- 大貴族、ユスポフ公爵家の後継
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- 受ドミートリ大公
- ロシア皇帝の従弟
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その他の収録作品
- 第一章 春の祭典
- 第二章 夏、そして開かれた窓
- 第三章 秋風と残り火
- 第四章 冬の日の幻想
あらすじ
帝政ロシア末期。
政治家を志す青年貴族フェリクスは、皇帝の従弟であるドミートリと五年ぶりに再会する。
美しく成長していた彼に、許されぬ想いと知りながらも惹かれてゆくフェリクス。
しかしドミートリも同じ気持ちを抱いていたのだった。
お互いの感情に気付いたふたりは結ばれ、愛を交わす。
ところがある日、ドミートリが姿を消した。
再び出会ったとき、彼は別れを切り出した―。
’98年度ロマン大賞受賞作。