あらすじ
西暦2020年。東京湾に浮かんだ最新型の人工島に建つパブリックスクールスタイルの全寮制男子校・東京緑翠学院。華奢でちょっと見は可愛い女の子な転校生・新田翔は、満月の夜になると身体が銀色に輝くという秘密があった。双子の弟と引き離された学校生活に不満だらけの毎日を送る翔に周りからは「氷のプリンセス」なんて呼ばれる始末。だがある晩、“丘の上の天文台”で、生徒会長の酒井健士郎と出会い、次第に心を開いていく。ある日、健士郎に会いに行こうとしたところ、彼と副生徒会長の徳川郁己が絡みあっているところを目撃してしまう。いつの間にか健士郎に恋心を抱いていた翔は、その時はショックで逃げ出してしまったが、それは彼らの秘密によるものだった。二人はヴァンパイアだったのだ。そして、翔は自分がヴァンパイア・エンジェルだと知らされ…