表題作嫁ぎつね
- 攻井谷五朗
- 元カメラマンのニート、28歳
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- 受銀之助
- 尻尾を増やしたい妖狐、齢200歳?
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あらすじ
休職中のカメラマン・井谷吾朗は、実家の倉で子犬を拾う。やむなく自宅へと連れ帰るが子犬は翌朝、人の姿で「いい嫁になります」と居座ることに。妖狐の銀之助と名乗ったソレは、どうやら九尾狐になるため勝手に「嫁入り」の儀式をしてしまったらしい。しかも尻尾を増やすためには性交が一番と寝込みまで襲ってくる始末! 銀之助に昼夜振り回されつつもそのまっすぐな信頼は心地よく、いつしか心の傷を癒されている自分に気づく。だがどれほど愛情が籠もった目を向けられても、すべては契約のためだと思い直そうとするが…
(出版社より)