表題作白衣の執着
- 攻玖木礼士
- 元医師で事故で片眼を失った事務局長
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- 受片瀬有沙人
- 父の病院を継ぎ院長ながら現役の外科医
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あらすじ
医学部の双璧と評され、大病院の跡継ぎとして手腕を振るう有沙人と玖木。互いに抱えるものの大きさや重みまで知っていたふたりは、肉体関係込みの友情という不安定さのなかで深く結びついていた。――繋がりを求める心に、蓋をしたまま。そうして腹の奥にたまった独占欲から目を逸らしつづけた代償は、玖木が深い絶望に落とされすべてを失った時、歪んだ執着として解き放たれて!? 有沙人は玖木の絶望ごと、この手に搦め捕る恍惚を知る。恋より昏く愛より深い、この感情の名は…。.
(出版社より)