表題作わけもなく、もっと
- 攻唐木圭輔
- 祖母の茶道教室とともに遺産も継承した茶匠
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- 受有佐裕真
- 兄の失踪で実家の和菓子店を手伝う次男坊
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あらすじ
兄出奔の報せを受け、実家の和菓子店に戻った有佐裕真。サラリーマンから一転、慣れぬ営業に奮闘する裕真は、妙に落ち着いた年下の茶匠・唐木圭輔と出会う。口説き文句のような際どい台詞にどきりとしつつも、「大人」な唐木との時間は楽しくて、ついつい甘えてしまう裕真。だが過保護な従兄の横槍に、唐木は「偉介さんと俺なら、どっちの方が好きですか」と拗ねたようにキスしてきて…。嫌じゃない、だから困る。初めての感情に動揺する裕真だったが、出奔したはずの兄と唐木の密会現場を目撃してしまい…
綺麗で優しくて面倒見がよくてお人好しで――
あまりの居心地のよさに、年下の茶匠・唐木に甘えっぱなしの裕真。けれど唐木の真実に触れ…
(出版社より)