「きみは俺がいなくなったらどうする?」

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表題作夜の寓話

楡崎圭吾
35歳,亡き画家の娘婿で画廊経営
早坂蒼
27歳,亡き画家の息子で画廊経営

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「俺がきみを本気で抱いたら、きみが壊れる」
「壊してほしいのに?」
「きみは楡崎圭吾と別れたほうがいいよ」
画家である亡き父の偲ぶ会があった夜に知り合った男から、早坂蒼はそんな言葉を投げかけられた。それがすべての始まりだった。
楡崎圭吾――彼は、亡き姉の夫であり、いまはひとつ屋根の下で暮らしながら、蒼を抱く男でもある。常に倦怠感を身にまとい、なにを考えているのかわからないが、初めて出会った子供のときから、蒼は圭吾に惹かれ続けてきた。互いに強く想いあいながらも、独占欲を押し殺し、むしろ終わりをさぐりあうかのように、一種の緊張感のなか、ふたりは身体を重ね続けている。けれど、ひとりの男の登場により、ふたりが築き上げた均衡は壊れはじめて……
(出版社より)

作品情報

作品名
夜の寓話
著者
杉原理生 
イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813012290
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