あらすじ
大正2年、椎名千隼は大きな希望を抱き独り中国大陸に渡った。
誰一人頼る人のいない満州で、千隼は曽根輝という青年将校と出会い、彼の計らいで仕事に就くことができた。
そして、美貌の千隼を弄ぼうとする者たちの魔手から千隼を救い出してくれたのも曽根だった。
曽根への忠誠を心に誓った千隼は、彼への憧れを胸に秘め、蒙古内偵の旅に同行する。
しかし、二人は馬賊の一団に行く手を阻まれ、曽根は負傷、千隼は捕虜となってしまう…。
大正2年、夢を抱き大陸に渡った16歳の少年椎名千隼は、満州の奉天駅一人の日本人青年と知り合う。彼の名は曽根輝。陸軍将校である彼との出会いにより、千隼は大きな運命のうねりの中にのみ込まれていくのだった。