表題作白夜月の褥
- 攻正宗征一郎
- 公爵帝国陸軍、少将
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- 受綾瀬春高
- 伯爵家次男、少尉
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あらすじ
「私に抱かれながら、あいつを想っているのか?」。隣国ロゼルと交戦中の大和帝国―。陸軍少尉の綾瀬は、正宗侯爵とある契約を交わした。それは、戦地にいる愛する親友・鳴沢の命を救うため、正宗の愛人となることだった。首輪と貞操帯をつけられ、不本意な快楽を仕込まれる。屈辱に耐える綾瀬のもとに、やっと帰国した鳴沢は、とんでもないことを企んでいた。「俺は軍を裏切る」。綾瀬の想いも知らず、国のために危険な道を進もうとしている鳴沢と、歪んだ愛で綾瀬を絡め取りながらも、自国と綾瀬を最後まで守り抜こうとする正宗。綾瀬は、二人の狭間で揺れ動き―?激動の運命を駆け抜ける、情愛の大河ロマン。