表題作美しい世界
- 攻水沢朝陽
- サッカー部の主力で闊達なスポーツ科二年
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- 受久我谷碧
- 緻密で繊細な絵を描く特待生の芸術家三年
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あらすじ
高名な画家の息子である碧は、自身も幼い頃からその才能を開花させ、類い稀な美しい外見とともに周りから賞賛されて育った。しかし、その裏で父や彼の弟子たちに日常的に性的虐待を受け、淫らな高揚感なしには絵が描けないという異常な環境の中で生きていた。本当の自分は穢れている……。周囲と距離をとり生活を送る碧は、太陽のようにまぶしい光を放つ後輩・朝陽と出会い、自分も彼と同じ世界で生きたいと願うのだが――。
(出版社より)