表題作ふじむすめ
- 攻長唄教室の仲間
- 川村斗馬・20歳
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- 受杉森一年
- 額縁営業の社員、29歳
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あらすじ
仕事中、長唄(三味線音楽のひとつ)教室から聞こえた三味線の音色に足を止めた杉森一年は、中で聞いていかないかと誘われる。待っていたのは、三味線の先生である岡本竜市、杉森を誘った竹田楓、そして生徒の川村斗馬の3人との出会いだった。
「一緒に長唄やりませんか?」「俺達、仲間が欲しいんです」
熱心に誘われる杉森。彼らの作り出す空気に不思議な居心地の良さを感じながらも、杉森は誘いを断るために自分がゲイであることを告白してしまい……。
歩田川和果の最新作は、長唄の調べを乗せて描く、心を揺らす純愛ストーリー。
(出版社より)