表題作黄色い風
- 攻青柳俊介
- 大学病院に勤める医師、28歳
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- 受藤井環
- 商社マン、26歳
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あらすじ
青柳俊介と藤井環が出会ってから16年が経つ。
それは俊介が環を想い続けた年月でもあった。
俊介は現在28歳、大学病院に勤める医師だ。
幼い頃は女の子と間違われた環も26歳の商社マンになっていた。
しかし環の蜂蜜色の髪と白磁の皮膚は変わらなかったし、人を信じない屈折した性格も昔のままだった。
残酷な環は俊介の気持ちを知りながら婚約したことを告げるが、直後に彼は事故によって8歳から先の記憶を失い、俊介のことも知らない子供になってしまった。
―せつない想いが交差するドラマチック・ラブロマンス。