表題作おうちのひみつ
- 攻相沢裕司
- 真実の弟で今年の主席入学を果たした新入生
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- 受相沢真実
- 裕司の兄で友人が多く人気者な高校二年生
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あらすじ
いつも笑顔で賑やかな真実の体に絶えない、傷。
それは、周囲の期待を負いながらも受験に失敗した弟・裕司の暴力のせいだった。
裕司はどうしようもない閉塞感を真実にぶつけて、縋る。
真実は裕司を拒絶せず、甘やかすように受け止めて体を開いていたのだ。
禁忌の関係を友人に諫められるが、真実は裕司を突き放すことができなかった。
歪んでしまった想いに追い詰められ、兄弟は──?