俺のセフレのキスが甘過ぎる件について

見た目は悪くないのに、どうにもモテないサラリーマンの藤永飛鳥は、流行に乗って自転車通勤をはじめたものの、女子の反応は今イチ。とはいえ、ペダルを踏み風に包まれる瞬間は爽快で、自転車通勤は飛鳥のお気に入りだった――あの男が現われるまでは。
　毎朝あっという間に飛鳥を抜き去っていくその男・片平柊司は、厭味なほどイケメン。そんな片平が気に入らない飛鳥は、顔を合わせてもツンケンしていた。ところがある日、酔った勢いで仕掛けたキスが思わぬ甘さで返されて!