表題作うなじまで、7秒
- 攻貴船笙一郎
- 29歳,契約翻訳会社の社員でハーフ
-
- 受佐々木伊織
- 31歳,離婚調停中の物産会社社員
-
その他の収録作品
- 耳たぶまで、21秒
- まぶたまで、40秒
- 指先まで、1分
- 手のひらまで、2分
- 唇まで、3分
- SIDE STORY:「清水さんは首をかしげる」「森元和美は紅茶をいただく」「大島社長は面談する」「黄金の泡まで、一夜」
- あとがき
あらすじ
彼はいつも、自分を見ていた――。魅力あふれる取引先の男・貴船笙一郎に、突然エレベーターでうなじに口づけられた佐々木伊織。その熱を忘れようとしても、貴船の手が、指が、唇が、伊織の身体に悦楽を刻み込んでいく。深い快楽を身体が知っても、逢瀬の合間に愛をささやく彼の心だけが見えない……。貴船の手慣れた愛撫ゆえに彼の言葉を信じられない伊織が取った行動は? 相手のすべてが欲しいと、狂おしく焦がれる恋。