あらすじ
”ある日、 トラウマが落ちてきた。”
ノロは小学生の頃からの友達。
ノロは高校には行かずに一人暮らしで働いてる。
ノロの母親は中学2年生の時に自殺した。
少年は愛する人を失った。そしてまた、彼は失う。
野呂 雅史(のろ まさふみ)の母親は彼が中学2年生の時に自殺をした。それを境に”ノロ”は生きる事に対して鈍感になってしまった、と小学生の頃からの友達である音成 晶(おとなり あきら)は感じていた。一見普通に見えるノロに対してわずかな違和感を抱えながらも、”アキラ”はただ静かにノロを見守る日々を過ごす。そんなある日、アキラはノロから一本の電話を受ける。珍しい呼び出しにノロの部屋へと急いだアキラは、そこでノロのベッドに横たわる肉塊を目にする。 人間の形を成したソレを甲斐甲斐しく手当てするノロ。それはまさに、禁断の出逢いだった――…。