表題作木の下闇の恋
- 攻花厳啓介
- 高校時代の親友でエリート商社マン、28歳
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- 受永穂知美
- 区役所勤務の公務員、28歳
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あらすじ
高校を卒業して十年。
初めて開かれた同窓会で、知美(ともよし)は同じ弓道部で疎遠になっていた花厳啓介(かざりけいすけ)と再会した。
啓介への恋というやましさをずっと抱えていた知美は、大人になった今は、以前のように仲良くなれたらと願う。しかし啓介の態度は相変わらず淡々としたものだった。冷たい反応に落ち込んだ知美は、アウトドア専門店で知り合った、年下の颯々野(さっさの)の優しさに少しずつ惹かれていくが……。
素直に告白していたら――ラブな高校時代が送れたのにね! とヤキモキする二人の恋のお話です。