表題作眠れる森の弟
- 攻郡 圭一郎
- 就活前の理工系大学院生(義弟),23歳
-
- 受郡 善海
- 食品医薬品メーカ企画営業(義兄),28歳
-
あらすじ
母親に頼まれ弟・圭一郎の住む大学寮を訪れた郡善海。3年ぶりに顔を合わせた弟は、すっかりむさ苦しくなっていた。11年前に両親の再婚で弟となった圭一郎には、どうやらあまり好かれていないようで、久しぶりの再会なのに態度は無愛想でそっけない。まるで熊か野獣かといった圭一郎の風体を身綺麗にさせることに成功した善海は、この再会を機にもう少し兄弟としての付き合いを深めたいと思い同居を持ちかけるが、圭一郎は頑なに拒み…。