表題作彩雲の城
- 攻谷藤十郎
- 22歳、「彗星」の操縦員
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- 受緒方伊魚
- 22歳、「彗星」の偵察員
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あらすじ
太平洋戦争中期。
婚約者に逃げられた谷藤十郎は、外聞から逃れるように志願したラバウル基地で高速爆撃機・彗星と共に着任した優秀で美しい男・緒方伊魚とペアになる。
伊魚は他人を避け、ペアである藤十郎とも必要最低限しか話さない。
しかし、冷たいようで実は生真面目で優しい男を、藤十郎は嫌いになれなかった。
そんななか、不調続きの彗星は偵察機の転用を命じられるが――。
「碧のかたみ」「天球儀の海」に続くシリーズ第3弾。