表題作シチリアの花嫁
- 攻ワルター
- 30代半ば,元貴族の当主で実業家
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- 受百里凪斗
- 旅行中の大学四年生
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その他の収録作品
- ユーリィ・エミリアーノ・ベルカストロ(五歳)の悩み
- あとがき
あらすじ
遺跡好きの草食系男子である大学生の百里凪斗は、
アルバイトをしてお金を溜めては世界遺産や歴史的遺跡を巡る貧乏旅行をしている。
卒業後は長旅に出られなくなるため、凪斗は最後に奮発してシチリアで遺跡巡りをしていた。
そのとき、偶然路地で赤ん坊を保護した凪斗は拉致犯と間違われ、
保護者である青年実業家のワルターの館に連れていかれてしまう。
すぐに誤解は解けほっとする凪斗だったが、赤ん坊に異様に懐かれてしまった凪斗は
しばらくワルターの館に滞在することに。
その上、なにかとワルターに構われて、凪斗は彼に次第に想いを寄せるようになる。
しかしある日、彼には青年実業家とは別の顔があることを知り――。