表題作薫りの継承 下
- 攻平良木竹蔵
- レストラン経営者
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- 受平良木忍
- 会社経営者
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あらすじ
禁断の愛、衝撃の終幕。
義理の兄と弟。禁忌の秘め事。
愛の終着点にあるのは、破滅か救済か。
兄の目を覆い隠し、己の欲望の猛るままに体を貫いた。
あれから何度も何度も交わっている。
兄との道ならぬ愛は、閉塞感を極めてゆく。
夏の盛り、竹蔵は兄夫婦と別荘で休暇を楽しむことになった。
義理の兄である忍との関係を、露ほども疑っていない義姉から女性を紹介される。竹蔵は彼女に対してすげない態度を取ってしまい、そして……。
その晩の出来事は、兄弟の運命を大きく変えてゆくのだった。
義理の兄弟の禁断の愛と確執を描いた衝撃作、遂に完結。
姑息な言い訳を用意して、何度も何度も交わる。
我々は卑怯だ。
そして、孤独だ。