表題作しあわせのはなし
- 攻九々生環
- 紳士服店の跡取り息子,30歳
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- 受有働佳久
- ネクタイ専門店を営む家の長男,30歳
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あらすじ
三十年生きて、そのうちの二十四年、人生の五分の四、片想いしている。
はじめての告白は、高校生のとき。
その後も二回失敗したが、俺はいつもしあわせだった。
佳久がずっと好きだ。
なのに、佳久を傷つけた。
体に残った傷痕は、どれだけ佳久を傷つけたかの証。
だって俺は、佳久の弟と関係を持ったんだから……。
ぜんぶ俺が悪い。
だから──今度は間違えない。
最高級のヘタレ、見参!
誰よりも純粋な想いを貫く男、環の純愛物語!!