表題作無慈悲な夜
- 攻遠峰正敬
- 受様の父に疑惑を抱く東京地検特捜部検事
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- 受久慈梓
- 攻様の捜査上で目をつけられる政治家秘書
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あらすじ
「綺麗な貌だ」―政治家である兄の秘書を務める久慈梓は、ホテルのエレベーターの内で、見知らぬ男から不躾な言葉をかけられた。
その男は東京地検特捜部検事・遠峰正敬。
梓の父、久慈代議士を刑事告発しようと捜査を進めている検察官だった。
後日、事情聴取を受けることになった梓は、遠峰から取引をもちかけられるが、それを拒み、手段を選ばない遠峰に体を奪われてしまう。
情事の写真を撮られた梓は遠峰に従うしかなかった。
酷薄で官能的な夜の幕が開いた―判決をくだすために。