表題作波瀾万丈で行こう!
- 攻長谷修司
- 自動車メーカー広報・宣伝部(26)
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- 受野村文央
- 自動車メーカー営業部(26)
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あらすじ
俺、長瀬修司は、野村文央に惚れていた。一目惚れしたのは大学一年の春。口説きに口説き、涙ぐましい努力を続け、同じ会社にまで就職。六年目にしてやっと手に入れたアイツは、なんとニューヨーク支社に転勤だ。待ち続けた俺の元に、アイツが帰ってくる。…のはいいのだが、なんと、アイツと深い仲だという青い目のピアス男が一緒なのだ。俺は、アイツのためならなんだってやれる。泳げなくても海に飛び込み、ビルの窓からはダイビング。猪突猛進の俺に、でもアイツはいつでもどこか冷めていて…。クールなのは外見だけにしておいてくれよ。―なんてこと言ってるうちに、俺にまでセマるヤツが出てくる始末。ああ、なんて人生は波瀾万丈。池戸裕子が描く大人の味のダイナミック・ラヴストーリー、とくとご賞味あれ。