表題作桜のように
- 攻石川雅嗣
- 大学結婚後妻と死別した受様の友人の父
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- 受向坂暉
- 小さな雑誌社に勤める編集者
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あらすじ
「きみは桜のようだな」―大学入学と同時に通い始めた料理教室で、向坂暉は一回り以上も年上の男性・石川雅嗣と出会い、そして恋に落ちた。
武骨だが穏やかで優しく、暉を桜のようだと言って愛してくれた石川。
だがある日、暉は石川が友人の父親だったことを知り、罪悪感から自らその恋を手放す。
大学を卒業し小さな雑誌社に勤め始めた数年後、偶然再会した友人に石川の再婚話を聞かされたことから、消そうとしても消えなかった想いが再び蘇るのだった…。
二人の関係を息子に告げる、書き下ろし続編『花冷え』も収録。