表題作この腕の温もり
- 攻那珂川貴透
- 昼は優等生、夜は街をうろつく生徒会長
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- 受相馬聖
- 赴任先で生徒会顧問を任された化学教師
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あらすじ
淋しいんだ…慰めてよ、その身体で柔和で清廉な新任の化学教師・聖は赴任先で生徒会顧問を任されることに。生徒会長の貴透は大人びた相貌の掴み所のない生徒。校内では優等生、そして夜ごとに街のネオンの間を彷徨う彼にはある事情が…。その瞳に瞑い翳りをみた聖は彼の心を解こうと歩み寄るが、頑なに拒まれてしまう。だが貴透の瞳はときおり縋るように聖を見つめていて、不安定な表情を見せるその瞳に聖はいつしか囚われはじめ…。そんなある日、いつものように彼を構う聖に、貴透は強引に「身体で慰めて」と迫り──!?