表題作彼の時刻を止めて
- エロ度
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なし
- プレイ
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- 設定
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片思い
ファンタジー
- トーン
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せつない
あらすじ
芳賀千郷が加納敬吾に出会ったのは、早春の長崎だった。
時を止めたまま生きているという加納。
千郷は次第に魅かれていく自分を抑える事ができなかった。
全てが謎につつまれた加納の真実を探るうちに、千郷は時を超えた愛の迷宮に紛れ込む。
昭和20年4月3日。
その朝の壮絶な愛の決別をたどり、平成4年の同じ日、加納は死へと向おうとしている。
別れを予感し、千郷は初めて時を止めてしまいたい程の愛を知った。
ありふれた1人の大学生千郷が、せつない想いを知る瞬間を描いた、渾身の長編書き下ろし第2弾。
死をめぐる、美しく悲しい恋物語。