その他の収録作品
- ふるさとをあげる
- レシピ1 南瓜の煮物
- 色男は春風とともに
- レシピ2 ローストチキン
- ようこそ、小さな神様
- レシピ3 パンナコッタ
あらすじ
銀杏村は奇妙な村だ、と言う人がいる。
妖しが、いたるところにあたりまえに生きている村。
風に、雲に、木々に、光に―人間の隣に、ごく自然に存在している村。
東京に住むゴータの元に、ある日、届けられた一通の手紙。
それは祖母が亡くなったことを報せるもの。
そして同封されていたのは、銀杏村に遺された彼女の家の鍵だった。
祖母の家で暮らしはじめたゴータの、穏やかでどこか懐かしい、春夏秋冬、不思議の日々。